海道一の弓取り 徳川次郎三郎家康
「海道一の弓取り」「神君」と呼ばれた徳川家康。
戦国時代を終結させ文字通り最後の覇者となった、日本人なら誰もが知っている人物です。
家康は信長ほどの強烈なカリスマ性や、秀吉のような知略のひらめきを持ち合わせた人物ではありませんでした。さらに言えば周囲が一目置くような名のある家柄でもなく、強大な軍事力や経済力がある国を受け継いだわけでもありませんでした。
しかしそれでも、いえそれでこそ家康が天下を統一するまでに至ったのは、彼の並々ならぬ努力と辛抱、そして人徳があったからに他なりません。
彼は敗北を糧とし、失敗に学び、敵を味方に変え、確実に、堅実に大きな存在となってゆきます。ある時には信長に従い、またある時には秀吉を支えながら周囲の強固な信頼と人望を獲得していった家康の姿は、それまでの時代に現れた華々しい天下人たちとは対称的でした。
そしてその二人が倒れた後、ついに時代は彼を必要とするのです。
豊臣政権内での勢力争いに端を発し、遂には日本を二分する合戦となった天下分け目の関ヶ原の戦い。総大将として東軍を指揮した家康はこれに見事勝利し、長きに渡った戦乱の世に幕を引きました。そして彼の開いた江戸幕府は、264年にも渡る泰平の世を日本にもたらすのです。
そんな家康は現代でも最も有名な戦国武将であると共に、私達の生活に最も影響を残している武将です。
江戸幕府を開いた家康がいなければ現代の日本の首都は 東京ではなかったかも知れませんし、江戸時代に発展した様々な文化なども今とは随分違った形になっていたでしょう。
まさに家康は、様々な意味で日本の今の社会を作った人物と言えるのではないでしょうか。
今回のデザインはそんな家康が築いた「江戸」のイメージと、戦人家康の代表的なモチーフを融合して仕上げました。
日本の祝色である赤をボディカラーに使用し、フロントには家康の馬印『金無地開扇』と『金陀美具足』の兜を、背面には家康が愛したものと伝えられ、現代でも初夢に見ると縁起の良いものとして親しまれている 「富士・鷹・茄子」を家紋・旗印とともに配置しました。
今回多くのモチーフをデザインしてくださったのは、サムライズムアート初参加となる『江戸のデザイナー』MAYUさん。
徳川家康という人物を通してみる「江戸」、そしてニッポンのイメージを凝縮した一枚です。
デザイン:MAYU









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